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CUDA+GPGPU、C++、C#などのプログラムについての備忘録がわり
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Posted by サンマヤ - 2013.05.17,Fri
中学校では中間テストシーズンを迎え、
中3生はそろそろ受験への意識が高まってきているのでしょうか。
けっこう、検索で「都立高校 理科」などのキーワードで来られる方が多いので、
何回かに分けて、昨年度(平成25年度)の理科について、
入試問題の分析と来年の受験に向けた勉強方法について書いていきたいと思います。

今回は、おおまかな傾向について書いていきます。
都立の入試問題については、こちらで入手可能です。






まずは、全体の問題構成について。

問題は、
大問1:小問集合
大問2:「新傾向」
大問3:地学「天気」
大問4:生物「消化酵素」
大問5:化学「液性・イオン」
大問6:物理「力学・台車」

物理分野の問題がこれまでのパターンを崩して、2年連続の力学分野ということのが予想外でした。
そのほか、構成的に大きな変化はありません。


次に各設問の内容と難易度について表にしてみました。
難易度は1-3で1が易しく、3が難しい、という意味で、
これは私が解いてみた感触+その分野の平均的な理解度で判定しています。
理解・記憶・計算・思考、という分類も私がみての判断です。

大問1 内容 種類 難易度
問1 状態変化の分子論的理解 理解 2
問2 オームの法則 計算 1
問3 染色体と減数分裂 理解 1
問4 恒星の日周運動 記憶 1
問5 食物連鎖 理解 2
問6 化学変化と原子論 理解 2
大問2


問1 単子葉類の特徴 記憶 1
問2 結晶のでき方 思考 3
問3 濃度の計算 計算 2
問4 温度と密度・熱の伝導 理解 1
大問3


問1 天気の読み取り 理解 2
問2 湿度 計算 2
問3 天気・季節と天気図 理解 2
大問4


問1・記述 沸騰石の役割 記憶 1
問1・記号 対照実験の意味 思考 2
問2 消化液のはたらき 記憶 1
問3 実験の追加と結果 思考 2
大問5


問1 気体の性質と発生方法 記憶 1
問2・記述 液性の理由 記憶 2
問2・記号 アルカリ性の性質 記憶 1
問3 中和とイオン数 思考 3
大問6


問1・記述 フックの法則 思考 2
問1・記号 フックの法則 思考 2
問2 力の向きと作用点 理解 2
問3 力と加速度 思考 3

ざっとみた印象として、
1)原子・分子・イオンに関わる問題が多い
2)積極的に、新指導要領で取り入れられた分野から出題している
3)単純な暗記では対応できない問題が多い
ということで、
実際にどのくらいの正答率だったのかは、近日中に発表されると思いますので、
それも踏まえて修正したいと思いますが、
全体的に難易度が上がったといえるでしょう。
そこには、教育委員会として中学の教育現場に、
どのような方向性で教育してほしいのかという明確なメッセージがあるように思います。
つまり、ただの暗記科目で終わらない、
「身の回りの現象を科学的な視点でみる」ということを要求しているように思います。
またとくに、イオンや物質に関わる分野に重点が置かれているように思います。
これも、新指導要領で増えた部分に対して、
きちんと指導せよ、ということなのでしょう。

難易度でいえば「2」に分類した部分でどう点を取っていくかが、
現実的な合格点を取るポイントになるでしょう。
次回以降、何回かに分けて、今回の問題について解説をします。
その上で、受験へ向けてどのような準備をしたらよいのか、
問題のタイプごとに解説していきたいと思います。
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