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CUDA+GPGPU、C++、C#などのプログラムについての備忘録がわり
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Posted by サンマヤ - 2013.05.26,Sun
都立高校の平成25年度入試問題について、平均点などが発表になりました。

平成25年度東京都立高等学校入学者選抜学力検査結果に関する調査について

ほかにも、

平成25年度東京都立高等学校入学者選抜における「推薦に基づく選抜」の実施状況について

など、いくつか発表されています。

今回は、平均点などについてコメントします。



今回の都立高校入試問題の平均点などが発表されました。

これまでの平均点の推移を表にまとめてみました。

年度 国語 数学 英語 社会 理科
25 60.5 55.4 62.3 51.5 60.3
24 69.5 57.2 58.1 57.7 51.4
23 65.9 59.8 58.9 58.6 55.2
22 60.9 55.6 49.9 53.2 66.9
21 69.0 47.3 54.2 62.3 59.5
20 63.8 58.8 50.8 60.6 61.8
19 65.2 56.4 56.0 62.3 55.8
18 55.7 52.6 59.9 72.6 60.5
平均 63.8 55.4 56.3 59.9 58.9

前回高かった国語の平均点は大きく下がりました。
数学は相変わらず50点台で推移。
英語はここ8年間ではじめて60点を超えました。
社会が大きく平均点を下げた一方で、
理科は大きく上がりました。これは予想外w


理科については詳しくみてみましょう。
難易度は、私が解いてみた感触と、
これまで指導する中での苦手とするカテゴリーなどから予想した難易度です。
正答率は上にリンクした、東京都の発表による正答率です。





大問1 内容 種類 難易度 正答率
問1 状態変化の分子論的理解 理解 2 59.8
問2 オームの法則 計算 1 69.8
問3 染色体と減数分裂 理解 1 68.6
問4 恒星の日周運動 記憶 1 62.0
問5 食物連鎖 理解 2 81.5
問6 化学変化と原子論 理解 2 56.8
大問2



問1 双子葉類の特徴 記憶 1 73.1
問2 結晶のでき方 思考 3 39.0
問3 濃度の計算 計算 2 16.9
問4 温度と密度・熱の伝導 理解 1 52.1
大問3



問1・天気 天気の読み取り 理解 2 59.2
問1・風向 天気の読み取り 理解 2 27.5
問2 湿度 計算 2 57.6
問3 天気・季節と天気図 理解 2 46.2
大問4



問1・記述 沸騰石の役割 記憶 1 52.4
問1・記号 対照実験の意味 思考 2 78.0
問2 消化液のはたらき 記憶 1 83.7
問3 実験の追加と結果 思考 2 74.0
大問5



問1 気体の性質と発生方法 記憶 1 62.8
問2・記述 液性の理由 記憶 2 39.1
問2・記号 アルカリ性の性質 記憶 1 75.1
問3 中和とイオン数 思考 3 21.7
大問6



問1・記述 フックの法則 思考 2 36.3
問1・記号 フックの法則 思考 2 78.6
問2 力の向きと作用点 思考 2 40.2
問3 力と加速度 思考 3 47.6

おおむね予想通りですが、予想外だったところについてコメントをします。
食物連鎖の問題は、この間正答率が低かったので難易度2にしましたが、
今回の数の増減についてはよく理解されているようです。
(前回は物質の代謝が設問内容でした)
正答率は今回の問題の中でももっとも高い部類になりました。

次の予想外は、大問2問3の濃度の問題です。
あまり正答率は高くないとは思っていましたが、予想以上に低かったです。
これはよくある問題なので、間違わないように濃度の計算についてきちんと覚えておきたいところです。

大問3。天気の問題はすべて正答率が60%に届かなかったが、
特に風向の問題が低かったようです。
これは風向とは「風が吹いてくる方向」(北風は、北から南へ吹く)ということが
理解されていないようです。
風船がうごく方向と逆の方位を答えるということを覚えておきましょう。

大問4の消化酵素の問題は全般的に正答率が高めでした。
沸騰石の問題で正答率が低かったのは少し意外でしたが、
「記述」という形式に、苦手意識がある人が多いのかもしれません。

大問5の液性の問題は、予想通りでした。
液性が水素イオンと水酸化物イオンによって決まっているということ、
中和反応というのがどういうものなのか、
そのあたりはまだ浸透していないようです。

大問6の物理分野ですが、
記述形式のところはやはり正答率が低いです。
また力の作用点や方向の問題もいまいち理解不足のようです。


分野でいえば、やはり最近の指導要領で強化された原子・分子・イオンの関連が多いです。
ここに重点が置かれるのは今後も変わらないでしょう。
しっかりと対策をして理解を深めてほしいと思います。

全般的に、計算・記述系の問題が正答率で低くなる傾向があります。
とくに今回の計算問題は基本ともいうべき内容だっただけに、
これは理科に限らず、数学の学習も含めて、
定量的な思考というのを養っていく必要がありそうです。

塾での指導においても、とりあえず点数の取りやすい計算問題に重点を置きがちですし、
(都立入試において、基本の計算問題ができれば55点は堅いはずなのです)
計算ができなければ、そもそもそれを使った文章題ができるはずもありません。
しかし、計算そのものはただの記号のゲームですが、
そこには何か具体的に解こうとしている問題、意味があるはずです。
物理を専門としている立場からも、数理的な思考方法の教育について、
もっと研究していかなければならないと改めて感じました。

理科の詳しい解説の第3回については近日中にアップする予定です。
では。
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