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CUDA+GPGPU、C++、C#などのプログラムについての備忘録がわり
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Posted by サンマヤ - 2013.06.07,Fri
予告どおり、勉強方法、とくに理科の対策について書いていきます。

第1回は、よく生徒さんたちから聞かれること、
「勉強なんてして、どんな意味があるの?」
ということに、自分なりに答えてみたいと思います。


まず、さいしょにぶっちゃけ言っちゃいます。

勉強する内容の99%は無駄!

だと思っています。
たしかに、
アウトドアに行ったら、けっこう天気の知識は大切だよね
とか
めんつゆ作るのに、濃度の意味が分かってないとだめじゃね?
とか
日曜大工で棚を固定するのは、力の釣り合いッス
とか、
理科に限っても、日常で使う場面なんていくらでも挙げることができます。

しかし、そういう1個1個の知識には、それほど重要な意味はありません。
そもそも「役に立つ」のがいい知識なのか、
「役に立たない」知識はいらない知識なのか、
という疑問もあります。
たとえば、「蒸気で発電ができる」という知識は、大きなビジネスを生み出しましたし、
私たちの生活を大きく支えている「役に立つ知識」といえるでしょう。
一方、古典文学や外国の文学の知識は、
そんなに大きなビジネスにはつながっていないかもしれません。
(将来ならないとも言い切れませんが)
知らなくて何か困るか、というとそうでもない、「役に立たない」ものかもしれません。
しかし、そういうものを通して、自分の<経験>の幅を広げ、
人間についての理解を深めることは、
私たちが生きていく上で、別の意味で「役に立つ」でしょう。
「生涯学習」なんて言葉もありますが、
そういう意味での「学習」に限らず、
人生いつでも、新しいことを身に着けたり、成長したりすることはできるし、
なにが、いつ、どのような形で自分の成長の糧になるかなんて、分からないでしょう。
そういう意味で、「役に立つ」っていうのが取捨選択の基準になるのですか?
と、とりあえず問いかけておきます。

加えて、変化の速い今の時代、知識内容そのものはどんどん更新されていきます。
自分が中学のころ習った地理なんて、今じゃほとんど役に立たないですよ。
世界の鉄鋼生産トップ2が「ソ連」と「日本」って習ったんですからww
(あ、年齢ばれるw)

理科でいうなら、いまでも教科書にのっている始祖鳥は鳥の祖先じゃないらしいという説が有力。
日本の歴史は、もちろん推古朝以前は記録自体があやふやなんですが、
縄文と弥生の区分を根底から見直させるような発見かも、というニュースを見たことがあります。
学校で習ったことが、いつまでも正しいとは限らないのです。

では、どんどん世の中が変化し、人々の知識・世界への認識が更新されている中、何が必要か?
それは、
習得方法

思考方法
を身に着ける、ということになると思います。

まずは習得方法から。
勉強方法といってもいいかもしれません。
まだ学生の方々は、これから自分が何を仕事にして、どうやって生きていくか、
それぞれに夢ややりたいことがあるかもしれませんが、
人生、いつ、どのようなものが自分にとって必要になるか、
いまのうちから分かるでしょうか?
よく「こんなこと勉強しても、人生の役に立たないよ」
という生徒がいます。
しかし、そういう生徒には「思い上がるな」といいたい。
長い人生の中、あることがらが自分にとって必要か、不要か、
そんな簡単に切って捨てることができるでしょうか?
何が何でも知ってなければならない、ということではありません。
最初に書いたように、確かに役に立たない可能性は非常に高いのも事実。
では、何のためにやるか。それは、
自分にとって必要な知識やスキルを、
必要なときに身に着ける「方法」を自分なりに作っておくため、
と言えるでしょう。
浅くても、かすかな記憶でも、少し知っているだけでその先を進むための大きなアドバンテージになります。
(これについては、別の回でもう少しお話しましょう)
その方法はある程度、学校や塾の先生、先輩、友達などの周りの人たちから吸収できるでしょう。
そのなかで、自分に合った方法を見つければいいのです。
そういう意識をもって、日々の勉強をしてほしいと思います。

つぎに、思考方法という面。

たとえば、理科の実験で、光合成の速さが何できまるのか、調べるとしましょう。
そのとき、温度、光、酸素や二酸化炭素の濃度、水、いろいろな条件が考えられます。
実験するときに、一度にいくつもの条件を変えてしまったら、
どの条件が影響したのか分からなくなります。
だから、最初はひとつずつ条件を変えて、比べるわけです。
そして、ひとつひとつの条件が、関係あるのか、ないのか、
いわば「因果関係」(原因と結果、という関係)を調べていくわけです。
たとえば、これが科学的な思考方法というものです。
この「因果関係」という思考方法は、別に理科的なものでなくても使えるでしょう。
たとえば、人間関係(自分の言動と相手の反応の関係、とか)でも、
マーケティング(どんなものが、なぜ売れるのか、とか)でも、
こういった思考方法は応用できます。
そういう色々な物事への向き合い方、考え方を、
身に着けていくというのが、もうひとつの目的になると思います。

これから、数回に分けて、理科の勉強方法について書いていきます。
ぜひ、ここで書いたことを念頭に、
ただの暗記で終わらない、「学び」を経験していってほしいと思います。

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