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CUDA+GPGPU、C++、C#などのプログラムについての備忘録がわり
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Posted by - 2019.12.12,Thu
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Posted by サンマヤ - 2012.12.19,Wed
前回記事では、都立入試の平均点などを元に、
その傾向について書いてみました。
途中、理科の分野別正答率に触れた辺りから、
教える側の視点が強くなってしまいましたが・・・

今回は、いわゆる<新傾向>といわれる大問2について、
その解き方と対策方法について書いていきたいとおもいます。

具体例として、最新の平成24年度入試を取り上げます。
問題文と解答は以下のサイトで手にはいります。

平成24年度都立高等学校入学者選抜 学力検査問題及び正答


平成24年度理科 大問2

問1

H24R_0201.JPG
この問題の正答率は67.8%だった。

理科の問題の特徴は、1つの選択肢でなく、
解答の組み合わせ
を選ぶ形のものが多いことだ。
まず最初に聞かれているのは、金属の性質に関することで、完全な暗記項目である。
金属に共通する性質としては、
電気伝導性、熱伝導性、金属光沢、延性・展性
などが挙げられるだろう。
アルミニウムも鉄も金属だから、「電気を通す」は区別する方法にはならない
一方、よく間違うのは、
磁石に付くのは金属一般の性質ではない
ということ。中学ででてくるのは鉄とフェライトぐらいだろうか。
分からない人は、実際に5円玉(銅)や1円玉(アルミ)を磁石に近づけてみればよい。

ということで、まずはイかエのどちらかに絞られる。

次に聞かれているのは、エネルギーについてだが、
エネルギーの単位はJ(ジュール)
ということを覚えていれば、文章中から必要な数字を探し出すのは簡単だろう。
原料から作る:75960J
再利用:2052J

温度の数字は、この問題を解くのにまったく必要ない。

さて、ここで早合点してはいけない。
どんな科目でもいえることだが、
問題文をよく読んで、何を聞かれているのか正確につかむ
ことを心がけなければならない。
今回の問題はあまりひねりはなく、
「必要なエネルギーの割合」
で、数字が1,2桁の選択肢なので、四捨五入して、
75960 ÷ 2052 ≒ 76000 ÷ 2100 = 約0.03
ということで約3%ということになる。
よって、答えはイ

ところで、問題文がもし、
「節約できるエネルギーの割合」
だったなら、答えは逆に97%になるし、
そういう出題も十分ありえたと思う。
こういう細かいところを見落として、点を落としてしまうのはもったいないが、
やってしまいがちなミスでもある。
この問題を、簡単な問題として軽く見るのではなく、
「97%という選択肢が正解になるような問題は、どのような設問か」
というところまで考えられると、より深い対策になるだろう。
 


問2
H24R_0202.JPG
この問題の正答率は、75.6%だった。

問2についてだが、
実は、完全な暗記問題で、レポート2をまったく読まなくても解けてしまう

おそらく
気孔=葉の裏側
というのは、よく理解されていると思うので問題ないだろう。

迷うのは、気孔で水蒸気は「出入り」するのか、「出ていく」だけなのか、
という部分なのではないだろうか?

植物を物質の流れから見たとき、水は、
土⇒根⇒道管⇒葉⇒空気
の方向に流れていく部分が圧倒的に大きい。
葉から蒸発して水蒸気が出ていく力を利用して、
根から養分を含む水を吸収しているのである。
だから、
気孔からは水蒸気はほとんど出ていくだけ
と考えていい。
よって、答えはアになる。

もしこれで迷ったら、どうするか?
その場合に問題中の文章を参考にしてみればいい。
<レポート2>の最後に、
注意点として、十分水を与えること
と書いてある。
つまり、葉での蒸散が十分に行われるためには、
根から水を吸収する必要があり、葉が直接水を取り込むことはほとんどない、
ということが推測できる。
文章からヒントになりそうな部分はこれぐらいだろう。


問3

H24R_0203.JPG

この問題の正答率は82.8%だった。

これが唯一、文章を読んで考えなければならない、
思考問題
である。

まずは、問題文を解析しよう。
4つの選択肢を見れば、
・白熱電球/LED
・発熱量
・変化
・寿命
の4つについて聞かれていることが分かる。
そこで、この4つについて、表にまとめてしまおう。
表は単純だが、情報の整理をする上で非常に有用なツールだ。



記号 対象 発熱 変化 寿命
白熱電球 小さい しにくい 短い
白熱電球 大きい しやすい 長い
LED 大きい しやすい 短い
LED 小さい しにくい 長い

表にしてみると発熱と変化の部分は、選択肢の組み合わせがすべて同じことがわかる。
分かりやすいように色わけしてみたが、実際の入試でここまでする必要はもちろんない。

次に、論理的に考えて選択肢を減らしていこう。
普通に考えて、
材質が変化しやすければ早く寿命がくるし、
変化しにくければ寿命は長くなるだろう。

この組み合わせになっているのは、ウとエのLEDについての部分だけである。

ここまで絞れたら、
LEDなら寿命は長いでしょ、常識的に考えてwww
と決め打ちしてエと答えてしまってもいいだろう。
見直しのときも含めて、もう少し慎重に考える場合、
文章に書かれていることから判断してみよう。

LEDについての記述では、
1)電気エネルギーのほとんどが光エネルギーになる
2)加える電圧は白熱電球より小さくてよい
という2点がヒントになる。
2)より、そもそもの消費される電気エネルギー自体が小さいと予想できる。
さらに、エネルギー保存の法則より
与えた電気エネルギー = 発生した光エネルギー + 発生した熱エネルギー
と考えてよいから、ほとんどが光になるなら、熱になる部分は小さいはずだ。
こういったことからも、LEDでの発熱は小さくなると判断できる。

ここでのポイントは、
・選択肢内容の整理

・問題の分解
である。
整理の部分は表を作ったことで分かるだろうから、
後半部分について少し説明しよう。
この問題は、
対象・発熱・変化・寿命
の4つの項目についての組み合わせを問うものになっている。
これをいきなり考えるのは大変かもしれない。
だが、よく見てみると(発熱・変化)の部分がセットになっていることが分かる。
したがって、この問題は、
対象⇒発熱
変化⇒寿命

のそれぞれの組み合わせについて、別々に分けて考えればよいことになる。
これが「問題の分解」の意味である。

デカルトは「方法序説」の中で、
難問は分割せよ
と書いているが、これは色々な場面で使える方法だと思う。
(この問題はそれほど難問でもないけどw)


問4

H24R_0204.JPG
この問題の正答率は56.6%だった。

これも完全な暗記問題であり、これもレポートの内容を読まずに解くことができる。
「分解」の働きについての問題だが、
分解=分解者による呼吸
と考えてしまってよい。
したがって、最終的に発生する物質は
二酸化炭素と水
である。よって、ウ。

この問題に限らず、生態系分野からの出題は正答率が低い傾向にある。
これは、この分野が中学理科で最後の方に配置されているため、
進度が遅れると十分な学習時間が確保されない、
という状況が発生しやすいからだろう。
問題内容的に特に難しいということは、まったくない。
逆に言えば、ちゃんとやっていればここで差がつく。
 


まとめ

以上で、各問題の解説は終わりだが、どうだろうか?

傾向として、
・実際は、暗記問題の比重が高い
・思考問題の正答率は高い(難しくない)

ということがいえると思う。

そうなると、正直、
基礎的なことがらをきちんと暗記しよう
という結論になってしまうし、実際それである程度の点は取れてしまうのが現実だ。
だが、その暗記をする際にも、
物事のつながりなどを表や図を用いて整理する
工夫をすると、覚えやすいし問題を解くための練習にもなる。
各自、ノートの作り方など自分なりの工夫をしてみるといいだろう。
 


今回は少し受験テクニック的なところにフォーカスして書いてみました。

理科についてもまだ書きたいことはあるのですが、
次回は別の科目について書きたいと思います。
ただ、ネタはまだ定まっていませんw

ではまた。

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